現在、様々な仮想通貨が存在しており、どんな仮想通貨があるのか分からない人も多いのではないでしょうか。
なので現在出回っている様々な仮想通貨について ご紹介していこうと思います。
ビットコイン(BTC)
仮想通貨で一番有名かつ、一番普及している通貨。
2016年現在では、仮想通貨市場では8割以上のシェアを占めており、仮想通貨の中では基軸通貨の役割を果たしています。
ビットコインキャッシュ(BCC または BCH)
ビットコインから分裂して誕生した通貨です。
ビットコインの問題点である「スケーラビリティ問題」に関して、ビットコインとは別の解決策を採用しています。
基本的な機能はビットコインと同じです。 今のところは本当に一部のユーザーが支持しているという状況で、元のビットコインのほうが一般に普及しています。
イーサリアム(ETH)
ビットコインの次に有名な仮想通貨です。
コントラクト(契約)を盛り込めることができる分散アプリケーションプラットフォームを提供しています。
スマートコントラクトの話などは、イーサリアムのことに関して詳しく書いた別記事にて説明しています。
イーサリアムクラシック(ETC)
イーサリアムより分派して生まれた仮想通貨。
イーサリアムがバグ問題でハードフォーク(修正作業)を行うことで解決したことに対して、「イーサリアムの本来の理念と異なる」という考え方から、通貨として分派しました。
基本的な機能としてはイーサリアムと同じです。
イーサリアムクラシックでは、今後も純粋にブロックチェーンによって、誰にも干渉をうけない通貨を目指していくかと思います。
リップル(XRP)
リップルはネットワーク上で安価で高速な送金、トレードを実現させるためのプラットフォームです。
金融機関などのバックエンドで使用される代替通貨として、様々な金融資産を安価、高速、セキュアに流通させるために機能していくと考えられています。
ライトコイン(LTC)
ライトコインは第二のビットコインを目指して作られた仮想通貨です。
基本的な性能はビットコインと同じですが、ビットコインより埋蔵量が多かったり、ビットコインの問題点といえる、決済スピートなどの問題点を改良した通貨になっています。
Dash(旧Darkcoin)
Dashはビットコインよりも匿名性と高速送金という部分に優位性をもたせた仮想通貨です。
優位性の部分が支持されれば、ビットコインより優れた通貨として流通する可能性はありますが、匿名性によって犯罪に利用されるのではという懸念もあります。
Monero(XMR)
上記のDash同様、ビットコインよりも完全な匿名送金を目指している仮想通貨です。
リング署名というものを利用しての匿名送金の技術はかなり高い評価を得ています。
ネム(NEM)
Proof of Importanceというより平等で効率のよいとされる独自のマイニングアルゴリズムが最大の特徴の暗号通貨です。
また、ネットワークのセキュリティ保護に力を入れているのも特徴。
金融機関などの使用を想定した、実用的で安定したブロックチェーンを目指している模様。
BtoCよりもBtoBを想定している
日本の仮想通貨取引所Zaifの運営会社が開発するプライベートブロックチェーンmijinがNEMの技術をもとにしていることで、日本ではとても注目度が高い仮想通貨です。
NEO (旧AntShare)
イーサリアムと同様に「スマートコントラクト」のプラットフォームを提供していると言われています。
開発した企業が中国の会社であり、よく中国版イーサリアム と呼ばれています。
モナコイン(MONA)
モナコイン(Monacoin)は日本発の仮想通貨で、巨大掲示板サイト「2ちゃんねる」のソフトウェア板Mr.Watanabe(わたなべ氏)によって開発されました。
ネット内で、よい作品、よい意見に対して、ちょっとしたお金を渡す「投げ銭」や「チップ」のような使い方をしたいという考えがあるとのこと。